エル・プレジデンテ / エル・プレジデンテ [限定]

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エル・プレジデンテ / エル・プレジデンテ [限定]
CD
ミニ・レビュー
英グラスゴー出身の5人組(女性二人)ロック・バンドのデビュー作。シンガーがプリンスを敬愛するというだけあって、ファンクをベースにグラム・ロックなども取り入れた多彩で賑やかな演奏を繰り広げる。基本的にメロディアスなので親しみやすい。
ガイドコメント
すでに英国ロック・ファンの間で話題となっているグラスゴー出身のグラム・ロック・バンド、エル・プレジデンテのデビュー・アルバム。キャッチーでカラフル、インパクトのあるポップ・サウンドが楽しめる1枚だ。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    8位 (2006/2/6)  ⇒  9位 (2/13)  ⇒  25位 (2/20)  ⇒  30位 (2/27)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    20位 (2006/2/13)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    3位 (2006/2/6)  ⇒  2位 (2/13)  ⇒  6位 (2/20)  ⇒  8位 (2/27)  ⇒  9位 (3/6)  ⇒  15位 (3/13)
収録曲
01WITHOUT YOU
T-REX、21世紀に再来か? とロック・ファンを狂喜乱舞させた、スマッシュ・ヒットの出世作。恋心を綴るキャッチーなメロディと、ギュンギュンに歪んだリフが懐かしくも新しい、エルプレ流のキュートなグラム・ロック。
02ROCKET
強烈なグルーヴでグラスゴーの民をノック・アウトした、鮮烈なデビュー作。ドラッグをキメた時のハイな感覚を、まとわりつくようなヴォーカルと妖しくうねるベース・ラインでリアルに描いた、キケン過ぎるディスコ・チューン。
03100 MPH
持て余した土曜の夜をいっちょ盛り上げるか、といった感のグラム・ロック版「サタデー・ナイト・フィーバー」。とてつもなくシンプルなメロディだけに、エルプレ然としたポップ・センスとグルーヴ感が強烈に際立つ秀作。
04TURN THIS THING AROUND
“元に戻してくれ”……、恋人を失いそうな男の心情を切々と綴る、哀愁漂うディスコ・チューン。ロバート・プラントばりのダンテ様のハイトーン・ヴォイスは、テンションが上がるほどに、胸を締めつけるような響き。
05COUNT ON ME
打ち込みばりのタイトなドラミングに、2コードのシンプルなメロディ・ラインがリフレインしていく、ポップでドリーミーなファンク・チューン。ダンテ様より実はドラムのドーン嬢が主役という、バンドの実情(?)を象徴した作品。
06IF YOU SAY YOU LOVE ME
ダンテ&ローラのデュエットがゴージャスに響きわたる、ファンキーなソウル・バラード。悠々とリフレインするグルーヴィなホーンと、随所にちりばめたモータウン・サウンド。ヒップホップ好きのダンテらしいトラック・メイクだ。
07HANGING AROUND
ギラギラ回るミラー・ボールがよく似合う、妖しいファンク・チューン。ときに挑発的、ときに脱力的……、音のメリハリを自在に操る小悪魔の如くのダンテのヴォーカルと、スリリングなベース・ラインがなんとも妖艶なムードを放つ。
08I DIDN'T REALLY
ハイテンションな楽曲が並ぶデビュー・アルバムの中で、ほっと一息。しっとりしたビートに、エコーがかったドリーミーなトラックを重ねたリラクゼーション・ファンク。ダンテ様のヴォーカルだけが、ゴージャスに平常運行中。
09OLD TIMES
片思いのもどかしさを綴った、80'sテイストのダンス・チューン。ハウス・テイストのピアノ・リフの上には、プリンス的なゴージャス感、WHAM!を思わせるキャッチーさ、そしてエルプレならではの妖しいグルーヴがひしめく。
10KEEP ON WALKING
ダンテの少年期……、それも反抗期と思しい心情を綴った、鬼気迫る極太ファンク・ロック。親父に反抗するわ、妹に辛く当たるわ、弟に偉ぶるわ……、そんな描写の裏には、“俺は俺なんだぜ!”というわが道走るダンテ様らしい主張。
11HONEY
ハニーっ! 行かないでくれっ! と歌うメロディは、哀愁たっぷりのソウル。とはいうものの、極太ベース・ラインの強烈なうねりと、ド派手なサウンドで、どうしてもゴージャスなダンス・チューンにしてしまうのが彼らの性である。
12COME ON NOW
テレビの人気司会者がストーカーに殺害された、実際の事件をモチーフにしたシリアスなナンバー。不吉なギター・リフに、忍び寄るベース・ライン……、独りよがりの愛がジリジリと暴走していくさまを、スリリングなグルーヴで描く。
13LIES
恋愛に疲れました……、そんなアンニュイな心情を、程よく力の抜けたサウンドで描いたスロー・ナンバー。ウェットで控え目なアレンジながら、乾いたカウベルの響きが曲に奔放な雰囲気を持たせ、絶妙なバランスを取っている。
14RASPBERRY BERET
グラム・ロックのギラギラ感と、ファンクのグルーヴ感が炸裂する、プリンスの名曲のカヴァー(というよりコピーか?)。憧れの殿下になりきって弾けるダンテを筆頭に、この多国籍軍が放つテンションは尋常じゃない。
(13)(14)ボーナストラック
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • エル・プレジデンテ
    英国グラスゴー出身、男性3人、女性2人によるロック・バンド。2005年、10インチ・シングル「Rocket」でデビュー、同年、1stアルバム『Elected』を発表する。ビージーズ、レッド・ツェッペリンやT.レックス、80’sの要素まで、様……
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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