ミニ・レビュー
ブリグリ流の毒を含みつつ、奇跡などを信じずに自ら壁を越えていこうとする意思を歌う。前向きさを持ったミディアム・バラード。2000年冬のヒット・ナンバーのリテイク「angel song−イヴの鐘−」は、アコギのみというシンプルさが、楽曲本来のメロディアスさを一層際立たせている。
ガイドコメント
2007年12月発表の再始動第2弾シングルは、それぞれがソロ活動をとおして得てきた経験と実力が見事に反映された、ハイクオリティなナンバー。サウンド、歌詞、アレンジとすべてにわたり彼らの意気込みが感じられる。DVD付きの2枚組。
収録曲
[Disc 1]
01Enemy
奇跡なんか起こらない、感傷なんて役に立たない、と自分に言い聞かせるような建前を言葉にしつつ、甘えてばかりの自分に気付いた、と本音も見せる。ギター・プレイの強さ、ヴォーカルの繊細さが心の裏と表を見透かすよう。
02angel song-イヴの鐘- (acoustic version)
03Enemy (original instrumental)
[Disc 2]〈DVD〉
01Enemy