ミニ・レビュー
名匠ハイフェッツが自ら編曲も手がけて愛奏した小品たちは、独特の味わいを持ち、何とも表情豊か。もちろん彼を敬愛するというパールマンが肩の力を抜いてニュアンス豊かな演奏をしているからではあるけれど、二つの偉大な才能が微笑んでいるような雰囲気が魅力的だ。
ガイドコメント
いずれもハイフェッツの愛奏曲で、このほとんどは、ハイフェッツの編曲によるもの。パールマンならではの、甘美でアグレッシヴなヴァイオリンが聴ける。ハイフェッツへの愛情が感じられる洒落た1枚。
収録曲
01エストレリータ (ポンセ)
02ギターレop.45-2 (モシュコフスキ)
03火花のワルツ (ドリゴ)
04ここは素晴らしい場所 (ラフマニノフ)
05高雅にして感傷的なワルツ (ラヴェル)
06ノクターン変ホ長調op.55-2 (ショパン)
07プロスト (プーランク)
08白鳥 (サン=サーンス)
09前奏曲第1番 (ガーシュウィン)
10前奏曲第2番 (ガーシュウィン)
11前奏曲第3番 (ガーシュウィン)
12セビーリャop.47-3 (アルベニス)
13予言の鳥 (シューマン)
14リゴードン (ラモー)
15ヘブライの旋律 (アクロン)
16トッカータ (パラディス)
17気まぐれ女op.17 (エルガー)
18ゴリウォーグのケークウォーク (ドビュッシー)
19故郷の人々 (フォスター)
演奏
イツァーク・パールマン(VN) サミュエル・サンダース(P)