ミニ・レビュー
何と粒立ちの良いピアノの音だろう。三浦友理枝が2枚目のアルバムにショパンを選んだのは、20歳代だからこそ弾ける音色を表現したかったに違いない。一粒一粒が瑞々しく輝き、曖昧な音や響きはない。多彩な表情を描き出す音楽性の豊かさも聴きものだ。
ガイドコメント
数々の国際コンクールで上位入賞を果たしてきた、三浦友理枝の2ndアルバム。焦らず時間をかけて制作された作品で、彼女がもっとも得意とするショパンがじっくりと練り上げられている。
収録曲
ショパン:
0112の練習曲op.10
02即興曲第1番変イ長調op.29
03即興曲第2番嬰ヘ長調op.36
04即興曲第3番変ト長調op.51
05即興曲第4番嬰ハ短調op.66「幻想即興曲」
06アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調op.22