フジテレビ系ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』主題歌の32ndシングル。足元が暗く頼りないやるせない日常を、暗闇を走る地下鉄のホームから出口へと進めないもどかしさにたとえた詞が秀逸。センチメンタルなメロディが哀感を生むミディアム・ナンバー。

後悔先に立たず、時計の針を戻せたら……文字どおり後悔（＝Regret）について語ったミッド・ナンバー。ホーン・セクションの艶やかな彩色とメランコリックなムードが、大人の哀切な気持ちを物語るよう。岡野の色香ある歌唱やAOR的な雰囲気も深みを生んでいる。

ライヴ・ツアー“∠TARGET”のアンコール公演となった2010年12月横浜アリーナ公演での演奏曲。ラストの“細胞を震わせ ただこの瞬間を焼きつけて行け”のフレーズは、タイトルよろしくライヴで“生”を感じろと伝えるポルノからの熱いメッセージだ。