ミニ・レビュー
バロック音楽を現代ピアノで演奏することに積極的価値を見出し、名技華やかなりし時代の巨人の手になる編曲に面白がる。一見アナクロと見えて、これがむしろ自在で軽やかな当時の音感覚により近いという。ほらね、とばかり原型と編曲作を並べ、鮮やかな腕前で細部まで涼しく克明に弾き切って魅せる。★
収録曲
01前奏曲イ短調 (ラモー)
02メヌエット (ラモー/ゴドフスキー編)
03サラバンド (ラモー/ゴドフスキー編)
04リゴードン (ラモー/ゴドフスキー編)
05アルマンド (リュリ)
06クラント (リュリ)
07サラバンド (リュリ/ゴドフスキー編)
08ジグ (リュリ/ゴドフスキー編)
09ジグ (レイエ/ゴドフスキー編)
10ソナタ ロ短調K.87 (D.スカルラッティ)
11ソナタ ホ長調K.162 (D.スカルラッティ)
12パストラーレ (D.スカルラッティ/タウジヒ編)
13カプリッチョ (D.スカルラッティ/タウジヒ編)
14組曲イ短調BWV818a (J.S.バッハ)
15無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 変ホ長調BWV1006〜前奏曲 (J.S.バッハ/ラフマニノフ編)
16無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 変ホ長調BWV1006〜ガヴォット (J.S.バッハ/ラフマニノフ編)
17無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 変ホ長調BWV1006〜ジグ (J.S.バッハ/ラフマニノフ編)