ミニ・レビュー
約1年ぶりのCDは、70年代クロスオーヴァーの香りを感じさせるナンバーを2曲収録。二つのギターが複雑に絡み合い一つの音像を生み出す。その放つ雰囲気はモダンでありながらサイケデリック。ファンキーとポップの間を上手くいくサウンドはすでに職人芸。
ガイドコメント
ロック・バンド、the band apartのおよそ1年ぶりとなるシングル。多彩な音楽性を持つ彼らの実力が発揮されており、深みのあるナンバーに仕上がっている。アーティスティックな世界観も健在だ。
収録曲
01shine on me
クロスオーヴァーの影響を感じさせるテクニカルなリード&キメと、クリーン・トーンのステディなカッティングがフィーチャーされたミディアム・ナンバー。“魔法”をテーマに描いた独特の世界観を持つ英詞も魅力的。
02Moonlight Stepper
どことなくコミカルな雰囲気は、大々的にフィーチャーされたシングル・ノートのギターによるものか。ベースはヘヴィに歪みながらも、スネアをフィーチャーした乾いた音色のドラムスとクリーンなギターとのブレンド具合が絶妙。