ミニ・レビュー
79年の大ヒット「ポップ・ミュージック」でおなじみのロビン・スコットのプロジェクト、Mの3作目(82年発表)。幅広い音楽性に根差した斬新で実験的なテクノ・ポップは単なる“一発屋”ではないことを証明している。アナログ主体の迫力のダイナミクスは圧巻。
ガイドコメント
「ポップ・ミューヂック」でテクノ・ポップ・ムーヴメントの魁となったMことロビン・スコットのオリジナル・アルバム3タイトルをまとめて国内初CD化。まずは「ポップ・ミューヂック」がアタマに入った79年の1stアルバム。ミュンヘン・ディスコの非人間的なシンセ・サウンドに乗ったへたくそな歌。ボーナス・トラックを13曲も収録してあるのはスゴイ。80年の2ndアルバムは、音楽性の幅が少し広がって一般的には聴きやすいかも。こちらはボーナス・トラック6曲収録。そして、82年の3rdアルバムでは、高橋幸宏、トーマス・ドルビーらのゲストに支えられて豪華な音を聴かせる。このアルバムだけ当時LPで日本発売がなかったので、探していたマニアもいるのでは。ボーナス・トラック7曲収録。
収録曲
01DOUBLETALK
02THE BRIDGE
03HONOLULU JOE
04LOVE LIFE
05YELLOW MAGIC
06SMASH THE MIRROR
07NEUTRON
08DANCE ON THE RUINS
09HERE TODAY, GONE TOMORROW
10TO BE IS TO BUY
11EUREKA
12EUREKA
13LOVE INFERNO
14LOVE INFERNO
15THE BRIDGE
16GUARDIAN ANGEL
17I'M NO ANGEL