ミニ・レビュー
彼らにしては少ない音数で聴かせるミディアム・テンポのメッセージ・ソング。ギターの美しいアルペジオが繰り返す哀愁、そしてラテン風のリズムから映し出される穏やかな情景。やりきれなさと前向きさをクロスさせたKjのヴォーカルがリリックの浸透力を深め、胸を打つ。
ガイドコメント
「Ivory」に続く、Dragon Ashのシングル。アッパーな前作とは対照的に、本作はギターのアルペジオがなんともいえない切なさを醸し出すミディアム・テンポのナンバー。新たな彼らの魅力が感じられる意欲作だ。
収録曲
01few lights till night
やりきれなさと希望をクロスさせたリリックを深く浸透させていくKjのヴォーカルが、叙情的で優しく澄んでいる。音数の少ないサウンドや美しいギターのアルペジオが、その情景をリアルに映し出すミディアム・ナンバー。
02stir
彼らの得意技ともいえる、メランコリックで情熱的なサウンドが響く、17thシングル「few lights till night」カップリング曲。スパニッシュ風ギターが駆け抜けるラテン色を全編にまぶしたアッパー・チューン。
03sleep tight
シングル「few lights till night」にカップリング収録の、ゆったりとした温かみのあるフォーク・チューン。柔らかいヴォーカルとスティール・ギターのブルージィな音色が心地よく、高揚した気持ちをクールダウンするのには、抜群に効果的だ。