ミニ・レビュー
イエスを脱退したピーター・バンクスが結成した……と思われていたが、解説によるとほかのメンバーに誘われての加入だったというフラッシュの3作品が紙ジャケCD化。しかし音はピーターのイエスへの不平不満を爆発させたかのようにギターを弾きまくり、初期イエスをさらにハードに発展させたような音作りをしている。2作目『イン・ザ・キャン』(72年)ではさらに暴走するが、3作目『アウト・オブ・アワ・ハンズ』(73年)ではチェスのコンセプトにほかのメンバーも個性を発揮し、最も面白いアルバムとなった。当時の青(性!?)少年を興奮させた1作目『フラッシュ』(72年)&2作目のジャケットも丁寧な紙ジャケで復活したので、今こそ再評価のとき!
収録曲
01SMALL BEGINNINGS
02MORNING HAZE
03CHILDREN OF THE UNIVERSE
04DREAMS OF HEAVEN
05THE TIME IT TAKES