ミニ・レビュー
ヴィヴァルディの『四季』に、1〜12月をイメージした12曲+1曲をプラス。チリー・ゴンザレスなどの最先端アーティストの作品を含む多彩な選曲で、各収録曲の解説に現代アートを配した画集のようなブックレットも含め、ホープの発想力とセンスに感服! エキサイティングな21世紀版“音の歳時記”。★
ガイドコメント
ヴィヴァルディの「四季」に加え、バロックからロマン派にかけての作品と現代作曲家による新作を1〜12月に当てはめて並べた画期的なアルバム。エイフェックス・ツインやリヒターなど、幅広い選曲が魅力。
収録曲
01協奏曲集「四季」〜春 (ヴィヴァルディ)
02協奏曲集「四季」〜夏 (ヴィヴァルディ)
03協奏曲集「四季」〜秋 (ヴィヴァルディ)
04協奏曲集「四季」〜冬 (ヴィヴァルディ)
05アンブル (ニルス・フラーム) (1月)
06オペラ・バレ「優雅なインドの国々」〜未開人の踊り (ラモー) (2月)
07スプリング1 (リコンポーズド-ヴィヴァルディ「四季」) (リヒター) (3月)
08アヴリル14th (ツイン) (4月)
09アメイジング・グレイス (トラディショナル) (5月)
10「四季」op.37b〜6月 (舟歌) (チャイコフスキー) (6月)
11「詩人の恋」op.48〜まばゆい夏の朝に (シューマン) (7月)
128月の疑念 (ゴンザレス) (8月)
13オペレッタ「ニッカーボッカー氏の休日」〜セプテンバー・ソング (クルト・ワイル) (9月)
14田園協奏曲〜アリア2 (モルター) (10月)
15カンタータ第115番「備えて怠るな、わが霊よ」〜アリア「かかる時にもまた祈り求めよ」 (J.S.バッハ) (11月)
16ウィンテルメッツォ (ゴンザレス) (12月)
175つの歌曲op.49〜子守歌 (ブラームス) (補遺)
演奏
ダニエル・ホープ(VN) (1)〜(4)(6)(7)(13)(14)チューリヒ室内管弦楽団 (5)(8)(10)(11)(13)ジャック・アモン,(12)(16)チリー・ゴンザレス(P) (5)(7)(8)(11)ジェーン・ベルト(HP) (9)ドム・ブファード(EL-G) (15)クラウディオ・ボルケス(VC) 北谷直樹(OG) アンナ・ルチア・リヒター(S)