ミニ・レビュー
半世紀以上前の録音ながら、もともとのテープの音質が優れていることもあり復刻の音質は実に鮮度が高い。パレーの演奏は、シャープなエッジで一直線に音楽を進める傾向が強いが、オケの整備と爽やかなニュアンスが伴っているので、力技には堕さない。
ガイドコメント
市販のオープン・テープからの復刻。テープは発売数も少なく、LP盤に比べ保存状態に大きく左右されるので、これだけ高品質なテープを揃えるのは至難の業。一聴に値する一枚だ。
収録曲
01「カルメン」組曲 (ビゼー)
02「アルルの女」組曲第1番 (ビゼー)
03気まぐれなブーレ (シャブリエ)
04マ・メール・ロワ (ラヴェル)
05管弦楽のための「映像」第2曲 イベリア (ドビュッシー)
録音
(1)(2)56.11 (3)(4)57.3 (5)55.12