ミニ・レビュー
クレーメルの音楽からつねに感じられる{静謐さ}の原点のひとつがここに明かされる。その故郷でもあるバルト3国の現代作曲家たち7人の作品を集めたこのアンソロジーは、単に資料的な価値を超えて、今日のクラシック音楽の魅力の一片を実感させる。★
収録曲
01エレジー〜ヴァイオリンとピアノのための (ドゥヴァリョーナス)
02フラトレス〜ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器のための (ペルト)
03パルティータ〜ヴァイオリン独奏のための (バルカウスカス)
04ムジカ・ドロローサ〜弦楽オーケストラのための (ヴァスクス)
05それにもかかわらず〜〜ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 (ペレーツィス)
062つのきりぎりすの踊り〜ヴァイオリン独奏のための (プラキディス)
07コンヴェルシオ〜ヴァイオリンとピアノのための (トゥール)
演奏
ギドン・クレーメル(vn)ヴァディム・サハロフ(p)ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団