平原綾香 / From To

はてなブックマークに追加
平原綾香 / From To
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    FROM TO
  • ジャンル:
    国内ロック&ポップス
  • レーベル:
    DREAMUSIC
  • 規格品番:
    MUCD-1131
  • 価格:
    3,190 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
    平原綾香 / From ToをAmazon.co.jpで購入する平原綾香 / From Toを@TOWER.JPで購入する平原綾香 / From ToをHMV.co.jpで購入する平原綾香 / From Toを楽天ブックスで購入する平原綾香 / From ToをTSUTAYAで購入する
ミニ・レビュー
テレビ出演が増え、キャラクターも異能であることが分かってきた天性の女性ヴォーカリストの3作目となるアルバム。新旧とりまぜた11の楽曲をカヴァーしているのだが、それぞれの曲で彼女にしか出せない結果を出しているのがスゴい。続けるべき企画だ。
ガイドコメント
「Jupiter」のヒットを受け、彼女の歌声でこの曲が聴きたいというリクエストに応えて生まれた企画アルバム。70〜80年代の日本のヒット・ポップスから映画主題歌までを歌い上げる。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    3位 (2005/10/31)  ⇒  23位 (11/7)
  • TOWER RECORDS ジャパニーズ ロック&ポップス アルバム
    1位 (2005/10/31)  ⇒  5位 (11/7)  ⇒  18位 (11/14)
収録曲
01晩夏 (ひとりの季節)
荒井由実時代の最後のアルバム『14番目の月』のラストに収められていた曲を、オリジナル・プロデューサーである松任谷正隆を迎えてカヴァー。晩夏から初秋へと至る季節の移ろいを思春期の終わりに重ねあわせたユーミンの隠れた名曲を、平原綾香ならではの深みのある歌声で奥行きたっぷりに表現している。
02言葉にできない
小田和正がオフコース時代に書き上げた、思わず胸がキュンとなる珠玉の名バラード。平原綾香は、デビュー前に録音したデモ・テープで、すでにこの曲を取り上げたことがあるそうで、それだけに見事に自分流に染め上げて歌っている。プロデュースは、小田和正のレコーディングではおなじみのギターの名手、佐橋佳幸が担当。
03いとしのエリー
誰もが知っているサザンオールスターズの名曲を、プロデュースを務めたゴンチチらしいボサ・ノヴァ・アレンジで小粋にカヴァー。「Jupiter」に代表されるようなスケール感のあるバラードのイメージが強い平原綾香だが、こうした軽いテイストも悪くない。どこかアストラッド・ジルベルトを連想させる歌い方と雰囲気だ。
04いのちの名前
映画『千と千尋の神隠し』のテーマ曲として書き下ろされた久石譲の名曲をカヴァー。なんでも、平原綾香自身デビュー前から「いつかは歌ってみたい」と夢みていたとか。久石譲のピアノ演奏と、それにあわせて歌ったヴォーカルをそのまま収録しているが、もう何年も歌っているような解釈による歌唱が実に見事だ。
05Missing
久保田利伸が89年のデビュー・アルバムで発表した珠玉のバラード。男性のかなわぬ恋心を切々と綴った曲だけに、女性である平原綾香が果たしてどんな解釈を示すのか、と注目したが、これがバッチリとハマっていてビックリ。切なすぎる“I LOVE YOU”というフレーズにじっくりと浸ってください。
06秋桜
さだまさしが書き、山口百恵が歌った昭和の名曲。平原綾香ヴァージョンでは、原曲のしっとりとした風情から一転、アーバンでソウルフルなヴァージョンに仕上げており、“昭和”から“平成”へという時間の経過を実感させてくれる。「名曲は時代を超えて歌い継がれる」ことを再確認させてくれる詞とメロディ、そして歌唱だ。
07TRUE LOVE
藤井フミヤのオリジナル・ヴァージョンと、同じスタジオ、アレンジャー、ギタリスト、エンジニアという環境でレコーディングされたそう。とはいえ、この平原綾香ヴァージョンは、オリジナルとはガラリと雰囲気を変えたアヴァンギャルドな仕上がり。メロディの良さを残しつつ、2005年版の「TRUE LOVE」を聴かせている。
08桜坂
福山雅治と親交も深い、日本を代表するアコースティック・ギターの名手、吉川忠英がプロデュースを担当した平原綾香版「桜坂」。吉川の弾くギターをバックにしっとりと歌い上げ、楽曲の持つ切ない情感を、シンプルに豊かな歌心で聴かせる。平原綾香の本領が発揮された逸品だ。
09なごり雪
伊勢正三がかぐや姫時代に書き、その後イルカにプレゼントされ大ヒットした70年代のフォーク・クラシック。本ヴァージョンでは、総勢37名の大編成オーケストラをバックに、壮大さと静寂とが同居したような仕上がりに。雪がしんしんと降り注ぐなか歌う、平原綾香の姿が目に浮かぶようだ。
10翼をください
音楽の教科書にも掲載されているJ-POPクラシックともいえるヒット曲で、オリジナルはフォーク・コーラス・グループの“赤い鳥”(1971年)。本ヴァージョンでは、東京事変のメンバーとしてもおなじみの亀田誠治をプロデューサーに迎え、ロック色全開の新鮮な仕上がりとなっている。これぞ“平成版「翼をください」”といった感じだ。
11あなたに
ヒット曲「ワインレッドの心」が収録された安全地帯の出世作『安全地帯II』に収められていた、松井五郎&玉置浩二のゴールデン・コンビによる初期の隠れた名曲。島健のプロデュースによる流麗なストリングスに包まれ、平原綾香の優しい歌声が天高く舞い上がっていくような、極上の仕上がりだ。
仕様
初回のみスペシャル・スリーブ・ケース
タイアップ
  • 「いのちの名前」 - TBS「ヒロシマ」テーマソング
  • 「翼をください」 - dwango「いろメロミックス」
アーティスト
  • 平原綾香
    1984年5月9日生まれ、東京都出身のシンガー・ソングライター/女優。サックス奏者の平原まことを父、ジャズ・トランペッターの平原勉を祖父にもつ。音楽大学でジャズを学ぶかたわら、2003年12月に「Jupiter」でデビューし、日本レコード大……
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも
[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”
[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表
[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作
[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表
[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015