ミニ・レビュー
いま最も活躍が期待されているサックス・クァルテットである。今回は、ジャズやファンクまで顔を覗かせる「カルメン幻想曲」があるかと思えば、現代的“和的”なテイストで書き下ろしされた「ふるさと狂詩曲」など計5曲収録。サックス・アンサンブル独自の世界を開拓しているのは見事。
ガイドコメント
上野耕平を中心としたサックス・カルテットによる、ブラス・ファン以外でも楽しめるアルバムだ。4人のテクニックを存分に発揮させるアレンジから粋なアレンジ、原曲の美しさを最大限引き出したアレンジまでを繰り出した必聴作だ。
収録曲
01G線上のアリア (J.S.バッハ/伊藤康英編)
02カルメン幻想曲 (ビゼー/萩森英明編)
03Watermelon Man (ハービー・ハンコック/宮越悠貴編)
04ふるさと狂詩曲 (稲森安太己)
05Mutations:A.B.C. (坂東祐大)
演奏
The Rev Saxophone Quartet(上野耕平(SS) 宮越悠貴(AS) 都築惇(TS) 田中奏一朗(BRS))