ミニ・レビュー
ジョージ・クリントン率いるファンカデリックがウエストバウンド在籍時の70年から76年に発表したアルバム、全8タイトルが世界初となる紙ジャケ仕様、ボーナス・トラック収録で登場。作品個々について詳しく紹介するスペースはないが、ファンクとサイケデリックを融合したグループ名が示すように、スライ・ストーンやジェイムズ・ブラウンが開拓したホットでクール、ヘヴィなファンクとジミ・ヘンドリックスの流れを汲むギターを軸にしたサイケなブラック・ロックを独自の流儀、解釈で混ぜ合わせて構築したサウンドはまさに唯一無二。特に71年の3作目『マゴット・ブレイン』や、奇才ペドロ・ベルが描いたジャケット・イラストも秀逸な73年の5作目『コズミック・スロップ』でのタイトル曲におけるギターは、これぞファンカといえる圧倒的な存在感を放っている。
ガイドコメント
ジョージ・クリントン率いるPファンク集団、ファンカデリックが1970年に発表したデビュー・アルバム。彼らのサウンドの原点と言える、ファンク+サイケデリック・ロックが展開されている。
収録曲
01MOMMY, WHAT'S A FUNKADELIC?
02I BET YOU
03MUSIC FOR MY MOTHER
04I GOT A THING, YOU GOT A THING, EVERYBODY'S GOT A THING
05GOOD OLD MUSIC
06QUALIFY AND SATISFY
07WHAT IS SOUL
08CAN'T SHAKE IT LOOSE
09I BET YOU
10MUSIC FOR MY MOTHER
11AS GOOD AS I CAN FEEL
12OPEN OUR EYES
13QUALIFY AND SATISFY
14MUSIC FOR MY MOTHER