ガイドコメント
全米チャートで53週間連続トップ200内のロング・セラーを記録したソロ2作目。「ガソリン・アレイ」、「ユーアー・マイ・ガール」などを含む全9曲収録。英オリジナル・ジャケット仕様。
収録曲
01GASOLINE ALLEY
1970年の2ndアルバムのタイトル・トラック。ロン・ウッドとの共作で、なつかしい故郷へ帰る心情を綴ったナンバー。全編ゴリゴリに押し通すギター・リフやマンドリンの音色とともにロッドのヴォーカルも艶やかに響く。
02IT'S ALL OVER NOW
ボビー&シャリー・ウーマック作で、ローリング・ストーンズ初期のヒット曲でも知られるR&Bナンバー。疾走感に満ちた演奏とともに「以前は彼女を愛していたけど、終わったことさ……」と“やけくそ気味な心境”を吐き出すように歌う。
03ONLY A HOBO
ボブ・ディランのカヴァーで、アコースティック・ギターを基調にしたフォーク・タッチのナンバー。悲しみの歌や悔やみさえなく、人知れずこの世を去っていくホームレスの悲哀を綴った歌詞が心にしみる。
04MY WAY OF GIVING
スティーヴ・マリオット在籍時のスモール・フェイセスの曲をカヴァー。ソウル・フレイヴァーにあふれたオルガンをフィーチャーしたメロディアスなナンバーで、大切な人と共有しきれない想いや葛藤が切実に歌われている。
05COUNTRY COMFORT
06CUT ACROSS SHORTY
ロカビリー・スター、エディ・コクランのヒット曲のカヴァー。中近東風のエキゾティックなヴァイオリンやカントリー・タッチのギターが活躍する躍動感あふれるサウンドで、恋の駆け引きが歌われるバラード。
07LADY DAY
08JO'S LAMENT
愛し合っていた女性のもとを去り、長い間離れていた後に、やつれて戻ってきた男の寂しい心情をしんみりと歌ったナンバー。ギター・アンサンブルを中心にしたフォーク調のしっとりとした閑寂なサウンドが響く。
09YOU'RE MY GIRL
シャープなリズムやアタック感の強いギター・フレーズが一体となったバンドをバックに、ロッドのヴォーカルが活き活きと響きわたるロック・ナンバー。男のもとを去ろうとする恋人に向って、「おまえは俺の女なんだ!」と叫ぶ。