ミニ・レビュー
クラブDJらの再評価により、エレクトロ耳な若いリスナーからも人気の高いジョージ・デューク。この3枚、いずれもコズミックでプログレッシヴなフュージョンが炸裂した70年代中期のMPS再発盤だ。まず変態度が高いのはザッパが変名で2曲参加した『ジョージ〜』で、突然テンポ・チェンジする展開にア然! 『オーラ〜』はファンクとブラジリアン・ビートが交差するデューク汁出まくりな一枚。自身の歌をかなりフィーチャーした『リベレイテッド〜』は、この3枚の中では比較的ロック/ポップス寄りな仕上がりに。
演奏
ジョージ・デューク(KEY,(2)(4)(10)VO,(1)(5)(9)SYN-B) (2)〜(4)(6)〜(8)(10)ジョン・ハード(B,EL-B) (2)〜(4)(8)(10)アイアート・モレイラ(PERC) (2)(6)オブデュールX(フランク・ザッパ)(G) (3)レオン“ンドゥグ”チャンスラー(DS,PERC) (8)フローラ・プリム(VO)