ミニ・レビュー
数々のヒット・ソングを生み出す一方で、ジャズの語り口をクラシカルな形に乗せるユニークな音姿を案出したガーシュウィン。その二つの顔を1枚ずつに凝縮。錚々たる歌手たちの往年の名唱がまさに極めつけのソング集。清新クリエイティヴなアプローチが印象を刷新するクラシカル選。ともに楽しみ贅沢だ。
ガイドコメント
生誕120周年になるガーシュウィンのジャズ編とクラシック編とに分けて収録した2枚組。「サマータイム」はエラ・フィッツジェラルドのジャズ版とルネ・フレミングのクラシック版が聴き比べられる。
演奏
[1] (1)バーニー・ケッセル(G) (1)(4)(8)(9)レイ・ブラウン(B) (1)(8)(9)オスカー・ピーターソン(P) (2)(9)(15)(17)エラ・フィッツジェラルド(VO) (2)ルイ・アームストロング(TP) ラッセル・ガルシア・オーケストラ (3)(8)(10)サラ・ヴォーン(VO) (4)ブロッサム・ディアリー(VO,P) ケニー・バレル(G) エド・シグペン(DS) (5)シャーリー・ホーン(VO) (6)ビリー・ホリデイ(VO) ハリー“スウィーツ”エディソン(TP) ベン・ウェブスター(TS) ジミー・ロウルズ(P) バーニー・ケッセル(G) レッド・ミッチェル(B) ラリー・バンカー(DS) (7)ペギー・リー(VO) (8)ジョー・パス(G) ルイ・ベルソン(DS) (9)ハーブ・エリス(G) ジョー・ジョーンズ(DS) (10)ハル・ムーニー&ヒズ・オーケストラ (11)ニーナ・シモン(VO) ルディ・スティーヴンソン(G,FL) レスリー・アトキンソン(B) ボビー・ハミルトン(DS) (12)アニタ・オデイ(VO) (13)ダイナ・ワシントン(VO) (14)ビング・クロスビー(VO) バディ・ブレグマン・オーケストラ (16)ヘレン・メリル(VO) クリフォード・ブラウン(TP) ダニー・バンク(FL,FG) ジミー・ジョーンズ(P) バリー・ガルブレイス(G) ミルト・ヒントン(B) オシー・ジョンソン(DS) クインシー・ジョーンズ(指揮) (18)マーク・マーフィー(VO) [2] (1)(6)ステファノ・ボラーニ(P) (1)リッカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (2)小澤征爾指揮 サンフランシスコ交響楽団 (3)マーカス・ロバーツ・トリオ 小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ (4)ジェイムズ・レヴァイン指揮 シカゴ交響楽団 (5)ペーテル・ヤブロンスキー(P) (6)リッカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (7)(8)アーサー・フィードラー指揮 ボストン・ポップス・オーケストラ (9)ルネ・フレミング(S) ジェイムズ・レヴァイン指揮 メトロポリタン歌劇場管弦楽団 ニュ-ヨ-ク・ヴォイセス