ガイドコメント
マドンナのベストその2。『ウルトラ・マドンナ〜グレイテスト・ヒッツ』以降のヒット曲を収録。時代の波に敏感に反応、ニュー・モード、ニュー・スタイルへ次々に進化するマドンナのカッコ良さを堪能したい。2001年リリース。
収録曲
01DEEPER AND DEEPER
02EROTICA
03HUMAN NATURE
オリジナルはアルバム『ベッドタイム・ストーリーズ』収録。デイヴ“ジャム”ホールを起用し、ヒップホップ・グループ、メイン・ソース「ホワット・ユー・ニード」をサンプリングした、R&B色が濃いスムース・ラウンジ・チューンに仕上がっている。
04SECRET
ブルージィなロックとファンクの要素を採り入れた、シンプルでナチュラルなR&B調ミディアム・チューン。ダラス・オースティンのウェットな質感が活かされた作りが、スピリチュアルな愛を歌う楽曲を耳馴染みよくしている。
05DON'T CRY FOR ME ARGENTINA
マドンナの情熱と信念が実を結び主演したミュージカル映画『エビータ』で、エビータがアルゼンチン国民に語りかける場面での使用曲。壮麗としたオーケストラにも負けない、マドンナの瑞々しく情感あふれる歌唱が聴く者の身体を揺るがす名演曲。
06BEDTIME STORY
ネリー・フーパーとの共同プロデュースによるアングラな色調を持ったハウス・チューン。楽曲制作に参加したビョークの色彩が感じ取れる前衛的なサウンドと観念的な詞が、五感を刺激して止まない、マドンナの振幅を拡げた異色作。
07THE POWER OF GOOD-BYE
プロデューサーはウィリアム・オービット、パトリック・レナード、そしてマドンナ。このトライアングルの相性の良さがしっかりと表われた楽曲。別れを決断した後の強さを、リック・ノウェルズのポップ感覚と荘厳な宗教色が垣間見られるサウンドで調理。
08BEAUTIFUL STRANGER
映画『オースティン・パワーズ:デラックス』の主題歌。アルバム『ray of light』を手掛けたウィリアム・オービットがプロデュース、映画同様にエンターテインメント性にあふれるサウンドがクセになる。
09FROZEN
10TAKE A BOW
ベイビーフェイスとの共作で、オリジナルはアルバム『ベッドタイム・ストーリーズ』のシングル・カット第2弾。滑らかなポップスの体をなすR&Bバラードで、アジアン・テイストな趣も感じられるストリングスの配合が絶妙。
11RAY OF LIGHT
オールディーズの趣きのあるフレーズに宇宙的な世界観を持ったデジタル・ビートを融合させた、ウィリアム・オービットとの共作曲。マドンナの天を自由に舞うようなヴォーカルは圧巻の一言。原曲より約1分ほどコンパクトにしている。
12DON'T TELL ME
タイトル通りに“話さないで!”と沈黙を作るトリッキーなギター・カッティング。そのミッシェル・コロンビエのストリングス・アレンジが秀逸な、アコースティック比重の高い曲。オーケストラ風サウンドを加味したグルーヴ感あるクリエイトはミルウェイズ・アマッザイ。
13WHAT IT FEELS LIKE FOR A GIRL
大ヒット・アルバム『MUSIC』からの3rdシングル。新たな音楽性を取り入れたナンバーが目立つアルバムのなかにあって、落ち着いた印象を与えるミディアム・チューン。女として母としてのマドンナの思いが見え隠れする。
14DROWNED WORLD / SUBSTITUTE FOR LOVE
愛を名声により得られると思っていた愚かさを独白スタイルで歌う、アルバム『レイ・オブ・ライト』のリード曲。ザ・サン・セバスチャン・ストリングス「Why I Follow The Tigers」をサンプリングした、胎内での生命の鼓動を感じさせる作品。
15MUSIC
フランスのミルウェイズをプロデューサーに起用し、新たな音楽性を示したアルバム『MUSIC』からのリード・シングル。ダンス・フロア仕様のビートの効いたクールなエレクトロ・ディスコ・ミュージックを体感できる。