ミニ・レビュー
15世紀のフランスで、デュファイ、オケゲムと並んで、彼らにも勝る独自性を発揮したバンショワの作品集。ブリジット・レーヌはパリ中世音楽センターで教鞭をとる音楽学者、中世ハープ奏者、歌手であり、女声アンサンブルのディスカントゥスを主宰する。2010年ZigZag制作音源のリリース。
収録曲
バンショワ:
01めでたし、救世主の御体 (バンショワの世俗歌にもとづく替歌)
02キリエ
03皆で集い、喜びあおう (作曲者不詳のキャロル)
04グローリア (伝バンショワ作)
05昇階唱-恵みは注がれた (作曲者不詳)
06サンクトゥス
07アニュス・デイ
08見よ、このありよう (ハンドベル) (作曲者不詳)
09入祭唱-ごきげんよう、聖なる母たるかた (作曲者不詳)
10アレルヤ-ごきげんよう、この世の喜び (作曲者不詳)
11ごきげんよう、聖なる母なるかた (作曲者不詳のキャロル)
12アンティフォナ-平安を、神よ、私たちにお与えください
13美の薔薇のごときおとめ (バンショワの世俗歌にもとづく替歌)
14昇階唱-おまえを創る前から (作曲者不詳)
15レスポンソリウム-およそ女から生まれた者たちのなかで (作曲者不詳)
16讃歌-どうか、あなたのしもべたちが声高に
17乱され得ぬ君子よ (作曲者不詳のキャロル)
18アレルヤ-お喜びください、神の母なるかた (作曲者不詳)
19讃歌-太陽の昇るところから
20祝い迎えよう、主を
演奏
ブリジット・レーヌ(指揮) アンサンブル・ディスカントゥス(クリステル・ボワロン,エレーヌ・ドカルピニ,アンヌ・ギデ,リュシー・ジョリヴェ,ブリジット・ル・バロン,カロリーヌ・マガリャネス,カトリーヌ・シュレーダー,カトリーヌ・セルジャン)