ミニ・レビュー
モデルから女優に転身するも、マニア向きでしかなかった小林麻美が一躍脚光を浴びたのは、向こうの曲をユーミンの日本語詞でカヴァーした(1)の大ヒットからだ。その後は今ひとつパッとしなかったが、全体に漂うアンニュイな雰囲気は彼女ならでは。
ガイドコメント
彼女が髪を短くした時、同じように髪を切った女性が続出しました。それくらい時代のイイ女であった小林麻美のベスト。84〜87年の代表曲収録で、アンニュイでセクシーなヴォーカルが魅力です。
収録曲
01雨音はショパンの調べ
ガゼボの世界的大ヒットをユーミンの訳詞でカヴァー。艶っぽいウィスパー・ヴォイスと湿っぽいユーロビートが官能的に絡み合う、美しい作品。儚げで物憂げな小林麻美の歌声は、雨の日の質感を見事に演出した。
02哀しみのスパイ
03シフォンの囁き
04移りゆく心
05愛のプロフェッサー
06I MISS YOU
07ルームサービス
08アネモネ
09ひき潮
10水晶の朝
11EROTIQUE
12飯倉グラフィティー
13GREY
14哀しみのスパイ (ロング・ヴァージョン)
15雨音はショパンの調べ (ロング・ヴァージョン)