ミニ・レビュー
オーケストラ演奏史上に輝くセル&クリーヴランド管のコンビが、劇付随音楽系の名曲を描く。今聴くと少し折り目正しすぎるようにも感じられるが、1960年代当時はこの精緻な演奏がとても斬新であったに違いない。いっさい手を抜かないクリーヴランド管の合奏力には感心するばかり。
ガイドコメント
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管によるグリーグ「ペール・ギュント」、ビゼー「アルルの女」、シューベルト「ロザムンデ」を収録した一枚。いずれもこのコンビの最円熟期である1966・67年に録音された、20世紀オーケストラ演奏史に残る名演だ。
収録曲
01「ペールギュント」組曲第1番op.46 (グリーグ)
02「アルルの女」組曲第1番 (ビゼー)
03「アルルの女」組曲第2番〜第4曲 ファランドール (ビゼー/ギロー編)
04劇音楽「ロザムンデ」〜序曲 (シューベルト)
05劇音楽「ロザムンデ」〜間奏曲第3番 (シューベルト)
06劇音楽「ロザムンデ」〜バレエ音楽第2番 (シューベルト)
録音
(1)66.1 (2)(3)66.3 (4)〜(6)67.1