ミニ・レビュー
同時代の影響混然坩堝の如し。しかし音の周りに何やら得体の知れない可能性が渦巻く。19世紀末のウィーンで才気花開く前に20代半ばで夭逝したロットの音楽は、後期ロマンという時代を濾過せず映していわば過饒である。ヤルヴィは、その型に至らぬ異形の音の間からあふれ出るモノに共感して熱い。
ガイドコメント
26歳で夭逝したオーストリアの作曲家、ハンス・ロッの交響曲第1番。ロマンの香りあふれる傑作を、若きマエストロ、P.ヤルヴィとフランクフルト放送so.の演奏で楽しめる。カップリングには珍しい「管弦楽のための組曲への2つの楽章」を収録する。
演奏
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 フランクフルト放送交響楽団