ミニ・レビュー
自主レーベル3枚目のアルバム。ハープに適した名品を選曲していく趣向で、今回はドイツ、オーストリアの作曲家の12曲を収録。シューマンやメンデルスゾーンのピアノ曲など雅やかで夢想的に聴こえる。ブラームスの「ラプソディ」やバッハの「シャコンヌ」など吉野ならではの妙技でしか聴けぬ逸演だ。
収録曲
01幻想小曲集op.12〜夕べに (シューマン)
02アラベスクop.18 (シューマン)
034つの即興曲op.90 (D.899)〜即興曲変ト長調op.90-3 (シューベルト)
04ピアノ・ソナタ ハ長調K.545 (モーツァルト)
05「無言歌集」〜甘い思い出op.19b-1 (メンデルスゾーン)
06「無言歌集」〜ヴェニスの舟歌2op.30-6 (メンデルスゾーン)
07「無言歌集」〜紡ぎ歌op.67-4 (メンデルスゾーン/ルニエ編)
083つの間奏曲op.117〜間奏曲変ホ長調op.117-1 (ブラームス)
094つの小品op.119〜ラプソディ変ホ長調op.119-4 (ブラームス/マーヴィヒル編)
10無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004〜シャコンヌ (J.S.バッハ/オーウェンズ、吉野直子編)