ガイドコメント
日本テレビ系『のどじまんザ!ワールド』で優勝したソウル・シンガー、クリス・ハートのカヴァー・アルバム。木山裕策の「home」をはじめ、日本の歌のすばらしさを天性の美声で伝えてくれる。
収録曲
01ありがとう
84年にサンフランシスコで生まれ、日本をこよなく愛する男性歌手、クリス・ハートの1stアルバム『Heart Song』の冒頭曲。ハートフルに歌い上げた、いきものがかりの名曲カヴァーで、流暢な日本語を発する麗しいヴォーカルに驚かされる。
02LOVE LOVE LOVE
サンフランシスコの大学に在学中からファンだったというDREAMS COME TRUEの95年リリースの名曲カヴァー。伸びやかなヴォーカルの美しさが際立つ、切なさは控えめのハートウォーミングな仕上がりとなっている。
03家族になろうよ
友達の結婚式ではいつも歌っているという、福山雅治のヒット曲のカヴァー。アメリカ人であるクリスが日本語詞の家族愛をテーマにした歌を歌っているのを聴くと、不思議な気分であると同時に温かな気持ちになる。R&Bテイストのシャウトが心地よい。
04home
デビューのきっかけとなった日本テレビ系『のどじまん ザ!ワールド』で披露した木山裕策のヒット曲のカヴァー。畳み掛けるようなセンチメンタルな旋律を情熱的に歌うヴォーカルは、ハートフルかつ爽やかで、感動的だ。
05たしかなこと
オフコースの楽曲も好きだというクリスがデビューのきっかけとなった日本テレビ系『のどじまん ザ!ワールド』でも披露した、小田和正の名曲のカヴァー。出だしの歌い方も本人のそれと似ている。優しく伸びやかな歌声が存分に生かされたナンバーだ。
06僕が一番欲しかったもの
槇原敬之が2003年にイギリスの男性グループ、ブルーに提供した楽曲「ギフト」のセルフ・カヴァーを、クリスがさらにカヴァー。本人によるバック・コーラスがグルーヴィで心地よいR&Bナンバーに仕上がっている。
07未来へ
本人が12歳のときに初めてテレビで観て以来好きだという、Kiroroのヒット曲をカヴァー。柔らかく伸びやかなヴォーカルとキャッチーでストレートなメロディの相性はバッチリ。どこまでも心地よく聴ける一曲に仕上がっている。
08旅立つ日
4人組ピアノ&コーラス・グループ、JULEPSの2007年のヒット曲のカヴァー。秋元康が作詞した切ない物語仕立ての歌詞とすべてを包み込むような伸びやかなヴォーカルが、絶妙にマッチしたバラード・ナンバーだ。
09奇跡を望むなら...
JUJUが2006年にリリースしたヒット曲のカヴァー。ドラマティックな展開のサウンドと壮大なテーマの詞世界を、包容力のある流麗かつピュアなヴォーカルで、みごとに歌い上げている。力が沸いてくる感動のバラードだ。
10瞳をとじて
2004年にリリースされた平井堅のヒット・シングルのカヴァー。ドラマティックなサビは流麗なヴォーカルとマッチしないはずはなく、シンプルなサウンドなのにゴージャスな仕上がりに。本人がヴォーカルの上に重ねたコーラスがさらに楽曲を盛り上げている。
11楓
本人がすべてのアルバムを持っているというスピッツの、中でも一番好きだという98年発表のヒット曲をカヴァー。原曲は爽快なロック・チューンだが、クリスの伸びやかなヴォーカルに合わせたR&Bテイストのアレンジになっている。
12涙そうそう
森山良子作詞、BEGIN作曲、夏川りみがカヴァーしたことでも知られる沖縄音楽を取り入れた楽曲のカヴァー。ハートウォーミングな歌詞を紡ぐピュアで真っ直ぐなヴォーカルに胸を打たれる。爽快感のあるバラード仕立ての楽曲だ。
13さくら (独唱)
2003年発表の森山直太朗のヒット曲のカヴァー。ピアノのみのシンプルな演奏をバックに伸び伸びと歌唱している。柔らかな表情がありありと浮かぶ、優しく凛とした歌声に惚れ惚れすること間違いなし。彼の歌声の魅力を存分に味わえる一曲だ。