ミニ・レビュー
80年発表の7作目のアルバムで、いつものしゃがれた歌声がリラックスした雰囲気をかもし出していた。ハモンド・オルガンとエレクトリック・ギターを軸にしたシンプルなバンド・サウンドとライヴ感覚のアルバム構成とがその感を一段と強くしている。
ガイドコメント
73年のデビュー作から80年の『ハートアタック・アンド・ヴァイン』までのトム・ウェイツ6作が再発。淡々とピアノを弾きながら、しわがれ声で歌っていて胸にしみます。そんな弾き語りに加わるトランペット1本がまた哀愁を引き立てる『クロージング・タイム』。ハリウッドでのライヴ『娼婦たちの晩餐』他、夜お酒もついついすすむヒトにはぴったり。
収録曲
01ハートアタック・アンド・ヴァイン
02イン・シェイズ
03セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー
04ダウンタウン
05ジャージー・ガール
06ティル・ザ・マネー・ランズ・アウト
07オン・ザ・ニッケル
08ミスター・シーガル
09ルビーズ・アームズ