ミニ・レビュー
彼らのサード・アルバムは、「死と隣り合せの心地よさ」を意識してさらに自分たちの音楽世界を拡げようとする、意欲的な作品に仕上がっている。根本にある唄とメロディに、どこかニューミュージック的なポピュラリティが感じられるのが人気の秘密か。
収録曲
01スティル・アイム・ウィズ・ユー
02ヴィヴィッド・カラーズ
03アンド・シー・セッド
04ガラス玉
深海の中の孤独感を思わせるような、寂しさ漂うメランコリックな楽曲。安らかに降り注ぐ光を追い求める、死と隣り合わせの世界観を見事に表現している。荒れ狂う激情を音に昇華させたギター・ソロが聴きどころ。
05シークレット・サインズ
06セ・ラ・ヴィ
07夏の憂鬱
08キュアレス
09静かの海で
10ザ・レイン・リーヴス・ア・スカー