ミニ・レビュー
デビューの「ゴールドベルク変奏曲」で存在感をアピールしたシュタットフェルトが聴かせるのは、自身の編曲によるバッハ作品と、バッハの作曲技法を取り入れたオリジナル作品。バッハを深く知り、ともに“生きる”彼にしか表現できない、バッハへの愛にあふれた世界観。聴き手もバッハを身近に感じられる。
ガイドコメント
「バッハへのオマージュ」は12の小品からなり、「ゴールドベルク」「音楽の捧げもの」「フーガの技法」などの作曲技法を取り入れ、「平均律」のように半音ずつ上がりながら全調が演奏される。意欲的で刺激的な一枚。
収録曲
J.S.バッハ/シュタットフェルト編:
01無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004〜シャコンヌ
シュタットフェルト:
02バッハへのオマージュ〜ピアノのための12の小品