ガイドコメント
デビュー以来スマッシュ・ヒットを連発しているアンジェラ・アキ。インディ・ミニ・アルバム『ONE』で最も人気の高い「rain」もリアレンジして収録した1stアルバム。
収録曲
[Disc 1]
01Kiss Me Good-Bye
02Love Is Over Now
弦一徹ストリングスによる壮大なオーケストレーションに心を揺さぶられる、ロスト・ラブ・バラード。別れの瞬間を描きながら、どこまでも前向きに伸びていくヴォーカル、その大らかな迫力がとにかく素晴らしい。
03心の戦士
04MUSIC
エレクトロ/クラブ・ミュージック系のサウンドとアンジェラ・アキ特有のアタックの強いピアノ・プレイがひとつとなったナンバー。良質のポップネスをたたえるサビのメロディからは、彼女のソングライティングの幅の広さが伝わってくる。
05This Love
「信じる力が/愛を自由にする」という、印象的なフレーズを持つ、ダイナミックかつエモーショナルなミディアム・チューン。哲学的な深さを感じさせるリリックをナチュラルに響かせるメロディ・ラインがきわめて秀逸。
06お願い
ピアノとチェロによる、シンプルにして深遠な美しさを持つ楽曲。アメリカで音楽活動を続けるなかで生じた、迷いと悩みを振り切ろうとするリリックも感動的。彼女の作詞の才能を端的に伝える1曲といえるだろう。
07宇宙
“生と死”“宇宙と空”“永遠と今”といったあまりにも大きなテーマを掲げた楽曲。スケールの大きいストーリーを展開する歌詞と同調、まるでプログレのように変化していくサウンドからは、彼女の旺盛な音楽的実験精神が感じられる。
08Rain
ライヴでも絶大な人気を得ている、ロック/ポップ・ナンバー。“Rain Rain Rain”というリフレインが鮮烈な印象を残すサビのメロディ、2年前に別れた恋人に対する温かくも切ないリリックがナチュラルに融合している。
09奇跡
10大袈裟に「愛してる」
70年代のアメリカのフォーク/ポップスを彷彿とさせる、ピアノ・バラード。音楽的な洗練と“この気持ちを伝えたい”という情熱にあふれたヴォーカルがバランスよく同居、めちゃくちゃに熱い愛の歌を見事に成立させている。
11ハレルヤ
純粋な笑顔を忘れた子供、思いやりのない大人。嫌な空気に包まれた現代社会をまっすぐ見据えながら、明るい未来を渇望する。真摯なメッセージと光り輝く旋律がひとつになった、現代のゴスペル。強靭なバンド・サウンドもいい。
12HOME
13Your Love Song
彼女のルーツである、80年代以降のアメリカのシンガー・ソングライター(サラ・マクラクランなど)からの影響をしっかりと消化したナンバー。完璧なるオリジナリティとともに放たれるオーセンティックなピアノ・バラード。
[Disc 2]〈DVD〉
01HOME (ミュージックビデオ)
02心の戦士 (ミュージックビデオ)
03Kiss Me Good-Bye (ミュージックビデオ)
04This Love (ミュージックビデオ)
05ファイナル・ファンタジー12・コンプリート・ムービー-Final Edition-
06This Love (Sony Music Anime Fes)