北川景子、向井理ら出演の映画『Paradise Kiss』主題歌として書き下ろされた19thシングル。“始まりの予感止められない 悔しいけど好きになる”と、恋の始まりを歌ったウキウキとさせるようなポップ・ナンバーだ。

恋の終わりを歌った大人びた雰囲気にドキッとさせられるナンバー。何度も繰り返す過ちや悲しみに“終わりにして 次のドアを開けたいの”と綴った歌詞を、過去を振り切るような強い意志を感じるヴォーカルで歌い上げる。

ピアノやアコースティック・ギターを中心とした温かなサウンドで描かれるミディアム・バラード。世界のどこかに待ってくれている人がいると信じて、月明かりの下、家へ帰ろうと優しく歌うYUIのヴォーカルに心を揺さぶられる。

ゆったりとはじまる導入から“lock on！”のシャウトともにアッパーなビートへ。さらにまたじんわりと歌い上げるブリッジと目まぐるしく変化する表情が楽しい。TBS系ドラマ『怪盗ロワイヤル』主題歌。

カントリー・ミュージックのような穏やかな雰囲気を持つポップ・ナンバー。遠くからずっと眺めていた憧れの野球部の先輩。恋人になれたわけじゃないけれど……。淡々としたテンポと同様、ウェット過ぎない歌唱で全編を描くことでよりリアルに響く。

愛しいあなたとの食卓のために一生懸命料理する女性を描いた、かわいらしいナンバー。“テレビを観てるそのすきにそっとレシピ切り取って”など、なにげない描写のなかにピュアな乙女心をしっかりと織り込む言葉のセンスはさすが。

松雪泰子主演のフジテレビ系ドラマ『パーフェクト・リポート』主題歌の17thシングル。疾走感のあるビートで切なく儚なげなサウンドが展開するロック風のナンバーだ。まさに恋の終わりの瞬間を綴った歌詞に胸が痛む。

ピアノとヴォーカルだけで描かれる1分に満たない小品。“Good night おやすみ 眠りましょう”と、小品とは思えぬような芳醇なメロディにのせて優しく囁く。心の琴線に直接語りかけてくるようなYUIならではの歌唱が秀逸。

矢沢あいの漫画を原作とした映画『Paradise Kiss』エンディング・テーマ。ストリングスを配したサウンドとあたたかなメロディが印象的なミディアム・チューンだ。消え入るような声で“うつむいてられないでしょ？”と歌う姿は感動的。

“It's My Life”の爽やかなメロディが心に残る「ユーキャン 2011」CMソング起用の18thシングル。すれ違いや誤解はあるけれど“きっと大丈夫”と背中を押してくれるポップ・ナンバーだ。若干チープなブラス・サウンドがアクセントになっている。

心地よいテンポ感と色鮮やかなギター・リフが絶妙なポップ・チューン。弱い自分を受け止めてくれる大切な人への感謝の気持ちを丁寧に歌い上げる。春の爽やかな風が吹き抜けるような、YUIの真骨頂ともいえるナンバーだ。

歪みを効かせたエレキギターがロック的なエッセンスを醸し出すナンバー。サビでの転調が不思議な印象を与えるが、“わかったようなふりして”適当なことをいうキミへのイライラやモヤモヤをうまく表現しているかのようだ。

10年先に灯す明かりのためにいまを生きると歌う20thシングル。スケールの大きなリズムで進むナンバーだ。ストリングスによる味付けがなされているが、アコースティック・ギターによる弾き語りでも十分に耐えうるような芯の太さを感じさせる。