ガイドコメント
アジア諸国で爆発的な人気のスーパースター、タイの歌姫タタ・ヤン。日本デビューとなるこのアルバムには、米国人とのハーフならではの全編英語曲を収録。幅広い音楽性で聴き手を魅了する。
収録曲
01エヴリバディ・ダズント
インターナショナルな“エロカワ”路線、というイメージそのままの、セクシーなダンス・チューン。抑えめながらもエネルギーにあふれた力強いヴォーカルからは、彼女が持つ底知れない才能が感じられる。
02セクシー・ノーティー・ビッチー
抜群の歌唱力とセクシーなルックスを併せ持つ、タイ出身の女性シンガー、タタ・ヤン。初の英語アルバムとなる『I BELIEVE』からのリード・トラックは、ブリトニー顔負けの粘っこい歌声が、とっても挑発的。
03アイ・ビリーヴ
軽快で先進性のある北欧ポップスとダンサブルなサウンドが融合した、タタ・ヤンの弾ける勢いが全開のポップ・ナンバー。セクシーなヴォーカルを携えたディスコ・サウンドからは、確かな実力とセンスに裏打ちされた自信が随所に感じられる。
04コール・ヒム・マイン
切ない歌詞が心に訴えかけてくるラブ・ソング。ポップなメロディ・ラインに乗せた優しくささやくようなヴォーカルが、彼女の自然体の姿を映し出している。飾らない彼女の魅力が全面に出たキラー・チューン。
05シンデレラ
バックストリート・ボーイズを彷彿とさせるボーイズ・グループ風R&Bサウンドを軸にした、ミディアム・ナンバー。メリハリをつけたヴォーカルが楽曲にドラマティックな雰囲気を醸し出し、彼女の持つ色香と鋭い眼力のある意志の強さをより引き出している。
06ロンリー・イン・スペース
彼女のルーツであり、歌手としての原点でもあるタイを思わせる、東洋的な雰囲気が漂うダンス・ナンバー。孤独の辛さを綴った重めの歌詞だが、ポップな曲調とタタの繊細なヴォーカルによってポジティヴにすら感じられる仕上がり。
07アイ・シンク・オブ・ユー
切ない恋心をしっとりと歌いあげたミディアム・スロー・バラード。シンプルなギター・カッティングをバックに、内に秘めた恋心を表わすかのような、やや抑えめのヴォーカルがシチュエーションを見事に描いている。高い歌唱力と表現力を感じさせるナンバー。
08バッド・ボーイズ・サッド・ガールズ
電子音やエフェクト・ヴォーカルを多用した、エレクトロニカ・ポップ・ナンバー。どことなくノスタルジックな雰囲気を漂わせるが、同時に現代的な洗練さも感じられる。シンガーとしての実力の高さを際立たせているヴォーカルが秀逸。
09ソーリー・エニウェイ
心に染み込んでくるようなハートウォームなヴォーカルが印象的な、ミディアム・テンポのポップ・ナンバー。80年代ガールズ・ポップスを思わせるようなキャッチーなサビのメロディ・ラインとのコンビネーションも良く、癒し効果も期待できそう。
10クラッシュ・オン・ユー
キャッチーなメロディがスッと耳に入り込んでくる、元気みなぎるポップ・ナンバー。サウンドは一本調子になりがちなコード進行だが、しっかりと彼女の個性であるポップ感とセクシーさを刻み込む、タタ・ヤンの表現力には脱帽。
11マイ・ワールズ・スピニング
エレクトロニカの要素を大胆に採り入れた、ミディアム・テンポのダンス・チューン。プロデュースを担当したHITVISIONによるポップなメロディ・ラインと力みのない伸びやかなタタ・ヤンのヴォーカルが、リスナーの耳に心地よく響く。
12アイ・ウォント・ホワット・アイ・ウォント
ゆったりとしたメロディに乗せた、力みのないヴォーカルが印象的なミディアム・ナンバー。20歳そこそこの若さを感じさせない、大人の艶やかさを持ったヴォーカルには、これまでのキャリアのすべてが詰まっていると思わせる味わい深さが垣間見える。