ミニ・レビュー
バリバリにエフェクトが施された王道テクノ・ポップスであるにもかかわらず、ヴォーカルの体温なり呼吸なりがダイレクトに伝わってくるタイトル曲。と思いきや、情感豊かなメロディと素直に響かせるハーモニーに聴き惚れるカップリング。コリアン・ガールズ・ポップの起爆剤となれるセカンド・シングルだ。
ガイドコメント
2010年5月に日本デビューを飾った韓国発ガールズ・グループが放つ2ndシングル。韓国でのシングルを日本語で歌った前作「Muzik」に続く本作には、嬉しい日本オリジナルの楽曲を収録。そのクールな魅力に酔える一作。
収録曲
01I MY ME MINE (JAPANESE VERSION)
韓国で1位を獲得したミニ・アルバム『HUH』収録曲の日本語版&2ndシングル。ブラック・アイド・ピーズやレディ・ガガを想わせるトラックに中毒性の高いフックを組み込み、自身を大胆に誇示。セクシーで挑発的なコーラスで魅了するファンキー・エレクトロだ。
02グッバイ
日本オリジナルとなる未発表曲。2000年代末からJ-POPシーンを席巻するキラキラ切な系ポップ調で、日本人趣向の曲といえる。失恋を経験し、本当の強さは愛を知ることなんだと気づいた心境を、キュートに綴っている。
03HUH (ORIGINAL VERSION)
悩ましくうねる変態的なヴァースとクールに息巻くフックでの“ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!”のフレーズに耳を奪われるエレクトロ。ヒップホップ風にフロウをかましながら“私は頂点にいる!”と力強く宣言。Kガールズ・グループの中でもいち早く日本へ乗り込んだ決意を感じるインパクトは強烈。
04I MY ME MINE (INSTRUMENTAL)