ミニ・レビュー
カネー=メイソンは、2016年、BBCヤング・ミュージシャン・コンクールに17歳で優勝したチェロの新星。デビュー・アルバムであるが、チェロ・アンサンブル曲の間にショスタコーヴィチの協奏曲第1番を挟み、無伴奏も披露する凝った構成。彼の優れた技巧から幅広い音楽性までを聴くことができる。
ガイドコメント
99年生まれのシェク・カネー=メイソンのチェロ独奏による、意欲的なデビュー・アルバム。ショスタコーヴィチをはじめ、パブロ・カザルス、ボブ・マーリー、レナード・コーエンなどオールジャンルの作品が収録されている。
収録曲
01イブニング・オブ・ローズ (ハダル/カネー=メイソン、ホッジ編)
02白鳥 (サン=サーンス/ホッジ編)
03鳥の歌 (カタルーニャ民謡) (カザルス編)
04映画音楽「馬あぶ」組曲〜夜想曲 (ショスタコーヴィチ/アドヴミャーン編)
05チェロ協奏曲第1番変ホ長調op.107 (ショスタコーヴィチ)
06ジャクリーヌの涙 (オッフェンバック/トーマス=ミフネ編)
07サルダーナ (カザルス)
08ノー・ウーマン、ノー・クライ (マーリー/カネー=メイソン編)
09ハレルヤ (コーエン/ホッジ編)
演奏
シェク・カネー=メイソン(VC) (1)〜(3)(7)バーミンガム市交響楽団のチェロ奏者たち (7)ガイ・ジョンストン(VC) (4)〜(6)ミルガ・グラジニーテ=ティーラ指揮 バーミンガム市交響楽団
録音
(1)〜(3)(7)(8)2017.9 (4)〜(6)2017.11 (9)2017.1