ミニ・レビュー
シャーリーンは歌心というものを皮膚感覚で知っている女性なのだと思う。同じ愛を歌っても陰影の濃さが違う。一曲一曲に手作りの暖かさを感じる。ボーカルらしいボーカルに巡り合う機会がぐっと少なくなっている昨今、シャーリーンは実に貴重な存在だ。
ガイドコメント
TV-CM曲としても知られる「愛はかげろうのように」は、発表から6年後の82年、フロリダのDJがかけたことから全米3位のヒットとなった。破天荒な人生を送った彼女の歌は、説得力に満ち溢れている。
収録曲
01I'VE NEVER BEEN TO ME
82年発表の大ヒット・ナンバー。ピアノの音色と味わい深いあたたかさを持った歌声が優しく響くミディアム・テンポの曲。ささやくようなヴォーカルと爽やかなサウンドが魅力で、この一曲で彼女の人柄が垣間見れるような、心に染み渡るラヴ・ソング。
02IT AIN'T EASY COMIN' DOWN
03CAN'T WE TRY
04HUNGRY
05HEY MAMA
06I WON'T REMEMBER EVER LOVING YOU
07JOHNNY DOESN'T LOVE HERE ANYMORE
08AFTER THE BALL
09I NEED A MAN
10IF I COULD SEE MYSELF