ミニ・レビュー
ビリーのライヴと作編曲者であるラルフ・バーンズの作品をカップリング。彼女の7曲は絶頂期を捉えておりとても貴重なものだ。名作「奇妙な果実」、あの咳払い……シンプルなバックでの艶のある歌唱がたまらない。彼女のライヴ作品としては最高水準のものと思う。
ガイドコメント
『ジャズ・リサイタル』とは、ビリー・ホリデイのためにあるようなタイトル。実際ここに収められた1945年とその翌年のJATPコンサートはハイライトといって差し支えない出来。代表曲「奇妙な果実」も収録。
収録曲
01BODY AND SOUL
02STRANGE FRUIT
03TRAV'LIN' LIGHT
04HE'S FUNNY THAT WAY
05THE MAN I LOVE
06GEE, BABY, AIN'T I GOOD TO YOU?
07ALL OF ME
08TERRESITA
09LILETH
10VIGNETTE AT VERNEY'S
11CAMEO
12PLACES PLEASE
13TANTALLON
14SPRING IS
15SOMEDAY, SOMEWHERE
演奏
(1)〜(7)ビリー・ホリデイ(VO) (1)〜(4)ハワード・マギー,(5)〜(7)バック・クレイトン(TP) (1)(2)ワーデル・グレイ,(5)〜(7)レスター・ヤング(TS) (3)(4)バーニー・ケッセル(G) (1)(2)チャールス・ミンガス,(8)〜(15)レイ・ブラウン(B) (8)〜(15)ラルフ・バーンズ(P) (8)〜(15)ジョー・ジョーンズ(DS) (9)(10)(12)(15)リー・コニッツ(AS) 他
録音
(1)(2)45.2 (3)(4)46.10 (5)〜(7)46.6 (8)〜(15)51.8