ミニ・レビュー
ヴァイオリンでジャズを演奏するのは難しい。寺井はジャズ以外のところからレパートリーを持ってくることで、その難題を見事に解決させた。その最たる例がタンゴが出典の表題曲だ。こういう曲を演奏しても本格的なジャズにしてしまうところが見事。
ガイドコメント
人気ジャズ・ヴァイオリニスト、寺井尚子の2007年3月発表のアルバム。“サムシン・エルス”では初のカルテット録音となり、タンゴの名曲である表題曲のほか、ディキシー調やボレロ風のオリジナル・ナンバーなどが披露されている。
収録曲
01JEALOUSY
02AFRO BLUE
03BLUE BOLERO
04CRESCENT MOON
05DAY AND DAY
06AMAZING GRACE
07HAPPY DIXIELAND
08HUSH-A-BYE
09ME, MY FRIEND
10WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY
仕様
CDエクストラ内容:ジェラシー (スタジオ・ライヴ映像)
演奏
寺井尚子(VN) 北島直樹(P) 横山涼一(B) 中沢剛(DS)