ミニ・レビュー
楽器はさまざまで編成も多彩だが、厚みのある和音の重なりと独特の動きで構成された、まさに近藤譲の世界。室内楽を超えた広がりも魅力だ。しかし弦楽四重奏とアコーディオンが、こんなにしっくりと融合し合うのは意外だった。この編成による他の作品も聴いてみたくなった。
収録曲
近藤譲:
01杣径 (そまみち) (8楽器のための)
02空の空 (バス・フルート、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための)
03冬青 (そよご) (ヴァイオリンとピアノのための)
04ヤーロウ (アコーディオンと弦楽四重奏のための)
05カラミンサ (ギターのための)
06ダーティングトン・エア (オーボエと打楽器のための)
07表面・奥行き・色彩 (12楽器のための)