ミニ・レビュー
クラシックのスタイルだけでなく、アンデスの民族音楽、ケージらの実験的手法も身の内に取り込んでギターの響きや表現の新たな可能性を志向する笹久保のアイデンティティ明快なアルバム。違うものが同居し、仕掛けたというより自ずからといった風情でないまぜになって弾ける自作の感性が新しい。
収録曲
笹久保伸:
01精霊の花
02ソナタ1
03バッハ・パーソナル
04セサル・バジェホの沈黙
05窓の中の風景
06プリペアド・ギターのための「蜘蛛の糸」
07ジョン・ダウランド還る
08追憶の館
09時間とプロセス
10水に消えるギター協奏曲 (弦楽四重奏+ギター版)