ミニ・レビュー
次世代に残すべき小品300曲録音シリーズは、すでに240曲まで来たという。今回も、超有名作品から知られざる佳品までさまざまに取り込んだもの。小品は演奏者の個性を発揮するのにぴったりだが、辻井は作品を真正面からとらえ、作品そのものに語らせる。シリーズの意図が伝わる真摯な姿が心地よい。
収録曲
01オペラ「共和国の勝利」〜タンブラン (ゴセック/フランコ編)
02無窮動 (プリンチーペ)
034つのロッキー山脈のスケッチ〜夕暮れop.11-1 (バーレイ)
04スラヴ舞曲第1番ハ長調op.46-1 (ドヴォルザーク/カモネッティ編)
05管弦楽組曲第3番〜G線上のアリア (J.S.バッハ/ウィルヘルミ編)
06岸辺のモリー (グレインジャー)
07ハシッドop.24-2 (チェイジェス)
084つの小品〜おどけたワルツop.21-1 (バーレイ)
09アンダルシア奇想曲op.122 (サン=サーンス)
10歌曲集「ミルテの花」〜献呈op.25-1 (シューマン/アウアー編)
11歌曲集「ペテルスブルグへの別れ」〜第10曲 ひばり (グリンカ/アウアー編)
12ヘブライ組曲〜ラビの夫人の踊り (パールマン)
133つのへブライ舞曲op.192 (レヴリィ)
1420のスペイン民謡〜第7曲 グラナディーナ (ニン/コハンスキ編)
15イベリア狂詩曲 (ニン/コハンスキ編)
16私の悩みは誰も知らない (黒人霊歌) (ジョンソン編)