ミニ・レビュー
シャイー初のバッハ。彼もまた現代楽器を使用しながらも古楽器奏法を取り入れた、いわゆる最近流行のスタイルである。明るい軽妙さと、ゲヴァントハウスの特に管楽器奏者のうまさが前面に出たものである。全体の響きもすっきりと整理されており、爽快である。
ガイドコメント
ライプツィヒ所縁の作曲家を取り上げてきたシャイーが、バッハを取り上げた話題のアルバム。オーケストラの首席奏者たちによるソロも冴え、古楽奏法も採用し、シャイーならではのバッハを聴かせている。
収録曲
J.S.バッハ:
[Disc 1]
01ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
02ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
03ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
[Disc 2]
01ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
02ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
03ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
演奏
リッカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団