ミニ・レビュー
ウエストミンスターのシリーズのような懐かしさにあふれたバッハだ。気持ちゆったりめのテンポで貫かれされ、独奏はほどよい甘さでたっぷりと歌う。この種の演奏が好きな人にはたまらない。音は多少古さが目立つが、特に気にはならない。3曲目のみモノーラル。
ガイドコメント
シュトゥットガルト室内管のコンサート・マスターを務めていた名ヴァイオリニスト、バルヒェットの代表的な録音のひとつ。ロマンティックでありながら、厳しく真摯な演奏で名演とされていたものだ。
収録曲
J.S.バッハ:
01ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
02ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
032つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
演奏
ラインホルト・バルヒェット(VN) フリードリヒ・ティーレガント指揮 南西ドイツ室内管弦楽団 (3)グイド・ヴァン・デア・ミューレン(VN)