ミニ・レビュー
(楽器も立場も)ソロに復帰して自在な演奏活動をするピノックと、モダン・フルートの可能性を極めるように一途なパユの、温かで深い共演。旧テルデックの古楽レーベルDAW制作に携わったスタジオ&スタッフの録音は、業界の変貌ぶりも物語るようだ。★
ガイドコメント
パユのバッハ、フルート・ソナタ集。無伴奏を入れずに2本のフルートを入れているところがミソ。チェンバロはピノックが担当という願ってもない共演で、本作の価値をいっそう高めている。
収録曲
J.S.バッハ:
[Disc 1]
01フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調BWV1034
02フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調BWV1035
03フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調BWV1030
04フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調BWV1032
[Disc 2]
01フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調BWV1033
02フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調BWV1031
03フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調BWV1020
042本のフルートと通奏低音のためのソナタ ト長調BWV1039
演奏
エマニュエル・パユ(FL) トレヴァー・ピノック(HC) ジョナサン・マンソン(VC) シルヴィア・カレッドゥ(FL)