ミニ・レビュー
オルガン製作と歴史的楽器の修復で世界的に知られた名工アーレントのオルガンを、日本でも人気のロレンツォ・ギエルミが弾く。ミラノの聖堂に設えられた楽器だが、バッハ晩年の名作を弾くのにふさわしい重厚さと明快な音色がバランスしたすばらしい響き。とてもヒューマンな音から静謐で深々とした世界が伝わってくる。
収録曲
J.S.バッハ:〈ライプツィヒ・コラール集BWV651〜668〉[Disc 1]
01「来たれ、聖霊、主なる神」による幻想曲BWV651
02来たれ、聖霊、主なる神BWV652
03バビロンの流れのほとりでBWV653
04汝を飾れ、おお愛すべき魂BWV654
05「主イエス・キリスト、我らを顧み給え」によるトリオBWV655
06おお、神の仔羊は汚れなくBWV656
07今ぞ諸人、神に感謝せよBWV657
08我は神より去ることなしBWV658
09今ぞ来たれ、異邦人の救い主よ (1)BWV659
10「今ぞ来たれ、異邦人の救い主よ」によるトリオBWV660
11今ぞ来たれ、異邦人の救い主よ (2)BWV661
[Disc 2]
01いと高き天には神のみにぞ栄光あれ (1)BWV662
02いと高き天には神のみにぞ栄光あれ (2)BWV663
03「いと高き天には神のみにぞ栄光あれ」によるトリオBWV664
04イエス・キリスト、我らが救い主 (1)BWV665
05イエス・キリスト、我らが救い主 (2)BWV666
06来たれ、神よ、創造主にして聖なる霊BWV667
07我は汝の王座の前にBWV668
08トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564