ミニ・レビュー
バロック・ヴァイオリンの自然なフレージングと、バロック・ヴァイオリンをモダン・ヴァイオリンの名手以上に弾きこなす寺神戸亮のヴィルトゥオジティとが一体となった、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の記念碑的な名盤。
ガイドコメント
30代の寺神戸が成し遂げた、バッハの無伴奏の精緻な世界に答えた、記念すべき録音。ピリオド楽器ならではの濃やかな表情が、従来のバッハ像を一変させている。いつまでも色褪せない名盤のひとつ。
収録曲
J.S.バッハ:
[Disc 1]
01無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001
02無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002
03無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003
[Disc 2]
01無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
02無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調BWV1005
03無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006