ガイドコメント
「情熱 A Go-Go」「たしかなこと」など、ワーナー移籍後のヒット・シングルを含む通算11枚目のオリジナル・アルバム。彼らならではの人間味あふれる詞とメロディは疲れた心を癒し、前に進む力を与えてくれる。
収録曲
[Disc 1]
01たしかなこと
2007年10月発表のシングル。想いをうまく伝えられないもどかしさと揺るぎない気持ちを熱く歌い上げた、純愛ブルース・チューン。“もしもかなうなら/好きなだけ好きでいて”の名フレーズが泣かせる。ハウス食品「北海道シチュー」CMソング。
02情熱 A Go-Go
03花さかフィーバー
04泣けてくる
05カッコつけて
何だかツイてない。悔しくてキレそう。それでもとにかく、カッコつけていこう。空威張りのベースに、お気楽ギターとファンキーなオルガンを引き連れて。そのうち、空も気分も晴れるさ。武士は食わねど高楊枝風のミッド・ソウル・ナンバー。
06あんまり小唄
敬愛するエルモア・ジェームズのごとく、トータス松本がボトルネック・ギターをかき鳴らしてこぶしを回す、激渋ブルース・ナンバー。プロデューサーの伊藤銀次がハープを吹いている。2007年12月にiTunes USAブルース・チャートで第6位を獲得。
07キーポン節
Keep on pushin'! 歌って踊って、押せ押せ、希望。「ガッツだぜ!!」を彷彿とさせる、ダンサブル&ソウルフルなウルフルズ節全開のアッパー・チューンだ。エンディングの男気シャウトに紛れた“粗暴、美貌、牛蒡”の押韻を聴き逃すな。
08ムーボン音頭
“Move on=無謀”な恋もいいんじゃない? ブリブリのベースにロールするオルガン、ワウ・ギターと“ヒューヒュー”の掛け声を挟んだ、チープ・テイストのロックンロール・ナンバー。JB流“move on up”の歌い回しは、まさにソウルマン。
09開けてけ!心のドア
心のドアを開けて、一歩ずつ勇気を出して踏み出していけ。トータス松本の熱い歌声を、春の夜風のような凛としたハープの音色でクール・ダウン。パーカッションのスパイスを効かせた、後味爽やかなミッド・ソウル・チューン。
10恋の涙
11胸の…
“誰だって心にひとつやふたつ/忘れてしまいたい悲しみがある”。アコースティック・ギターとオルガンをバックに硬派な男心を歌う、直球のミッド・バラード。ジョン・トラボルタ主演の米映画『団塊ボーイズ』(2008年2月公開)イメージ・ソング。
12両方 For You
13四人
ボビー・ヘブが1966年に発表したヒット曲「サニー」のベース・ラインに乗せて、ウルフルズの歴史を綴ったミッド・ソウル・ナンバー。ブルージィなメロディにしんみり聴き入っていると“ありがとう、いつも四人。ライヴは五人”のオチが。
[Disc 2]〈DVD〉
01情熱 A Go-Go (PV)
02泣けてくる (PV)
03両方 For You (PV)
04「OSAKA ウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!ヤッサ'07 な、な、なんと!Special Edit」@万博記念公園もみじ川芝生広場 (2007.8.25)