ミニ・レビュー
クラシック原曲のスマートな扱いと、その部分で歌い口まで切り換えるテクニック。ベースとなるポップ・センスとの共存ぶりも見事な、まさにユニークな世界。作曲チームも優秀で、上質なミュージカルを思わせるプロジェクトとしての完成度に目を見張る。リスペクトと割り切りのバランスの妙。
ガイドコメント
2011年2月発表の3rdアルバム。バレエ組曲「くるみ割り人形」より「花のワルツ」と「行進曲」をアレンジした「桜の歌」ほか、斬新な“ポップオペラ”の数々を収録している。
収録曲
01希望の歌〜交響曲第九番〜 (交響曲第9番ニ短調作品125第4楽章「歓喜の歌」)
02桜の歌 (バレエ組曲「くるみ割り人形」より「花のワルツ」と「行進曲」)
03運命のストール (管弦楽組曲第3番「G線上のアリア」より)
04Melodia〜君に捧げる愛の歌〜 (オリジナルポップオペラ)
05Aurora Curtain (組曲「展覧会の絵」より「プロムナード」)
06朝日と夕日のような君と (エリーゼのために)
07君に逢いたい (カルメン組曲より「ハバネラ」)
08Mirage (シシリエンヌ)
09SOULMATE (オリジナルポップオペラ)
10笑顔の理由 (わけ) (弦楽セレナード)
11Splendid Life (亡き王女のためのパヴァーヌ)
12春の願い (オリジナルポップオペラ)
13魂のレクイエム (怒りの日「ディエス・イレ」)
14Sailing my life (ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」第2楽章)