ミニ・レビュー
最新シングルの(9)を含む過去5年間の集大成。(1)(5)(14)などのヒット曲の他、アルバムとヴァージョン違いの(6)(7)などの未収録曲も収められている。まとめて聴いてみて近年の彼の歌は郷愁と応援歌が多かったことに気づく。このまま演歌に流れないとよいが。
ガイドコメント
ソニーレコード、ファンハウス両方の時代で作られた、5枚のアルバムより選曲されたベストなので、“あー、あの曲が入ってない!”なんてことはありません。第2期の活動の集大成がここに。
収録曲
01田園
この曲を自身の応援歌にしている人も多いはず。何が幸せで何が不幸せだとか考えるよりも大事なのは何よりも「生きること」と、スピード感ある歌唱で聴き手を諭す。自身出演のドラマ『コーチ』(96年)の主題歌に使われ、大ヒット。
02CAFE JAPAN
03ROOTS
04正義の味方 (ヒーロー)
05MR.LONELY
自身出演のドラマ『こんな恋のはなし』(97年)主題歌。本人が「久しぶりに良いバラードが書けた」と自負する名曲は、何にもないけど元気でいるからと、大切な誰かにしみじみ歌いかける。中盤のギター・ソロが切なすぎる。
06カリント工場 (こうば)の煙突の上に (シングル・ヴァージョン)
07花咲く土手に (ニュー・レコーデッド・ヴァージョン)
08STAR
09ルーキー
10FIGHT OH!
11星になりたい
12元気な町
13JUNK LAND
14メロディー
シンプルで飾り気のないメロディが、彼の心こもった熱唱の魅力を引き立てている玉置節炸裂バラード。しんみり切なくさせられる曲調は、卒業式、同窓会などなど、過去を振り返る場面で聴けば、参加者全員号泣間違いなし。