ミニ・レビュー
シングル全曲集に他アーティストとのガチンコ音源中心裏ベストを加えたデビュー20周年記念ボックス。初出で大瀧詠一とのデュエット[3](1)も含まれるが、Kyon2の活躍に胸ときめかせたファンにはむしろシングル曲を純粋に集めた構成が涙モノ。全曲リマスタリング音源。
ガイドコメント
2002年にデビュー20周年を迎え、来春には久々の新作アルバムも予定している小泉今日子のコンプリート・ベスト。シングル全曲が収録されるのは今回が初めてとか。また3枚組のうち1枚は裏ベストとのことで、こちらも必聴。
収録曲
[Disc 1]〈SINGLES 1982-1987〉
01私の16才
02素敵なラブリーボーイ
03ひとり街角
04春風の誘惑
05まっ赤な女の子
06半分少女
07艶姿ナミダ娘
08渚のはいから人魚
彼女がアイドルとして全盛期を迎えていた頃の代表曲で、日本アイドル史にその名を刻んだ名曲。“キュートなヒップにズキンドキン”というフレーズをこれほど可愛く歌えるのは、後にも先にもキョンキョン以外にいないだろう。
09迷宮のアンドローラ
10ヤマトナデシコ七変化
11The Stardust Memory
12常夏娘
13魔女
14なんてったってアイドル
アイドルと言えばキョンキョン、キョンキョンと言えばこの曲、という女性アイドルの歴史上もっとも重要と言っても過言でない超名曲。80年代に青春時代を過ごした男性の記憶は、この曲とともにある。
15100%男女交際
16夜明けのMEW
17木枯しに抱かれて
カラオケの定番となっているキョンキョンのバラード。それまでの王道アイドル然とした曲とは一線を画している。高見沢俊彦によるこの曲は、キョンキョンのキャリアをまた一段ステップアップさせた。
18水のルージュ
19Smile Again
20キスを止めないで
[Disc 2]〈SINGLES 1988-1999〉
01Good Morning-Call
02怪盗ルビイ
03Fade Out
04学園天国
フィンガー5の名曲をカヴァーし、同名の学園ドラマの主題歌として起用されたアップ・テンポなダンス・チューン。活発なキョンキョンのイメージにバッチリ合っている。映画『ウォーター・ボーイズ』挿入歌としても話題に。
05見逃してくれよ!
06La La La...
07丘を越えて
08あなたに会えてよかった
カラオケの大定番となっている、別れた恋人におくった歌詞が印象的な恋愛ソング。田村正和と小泉今日子が親子を演じたTBS系ドラマ『パパとなっちゃん』主題歌で、凛とした強さと優しさを感じさせる名曲。
09自分を見つめて
10優しい雨
小泉今日子主演のドラマ『愛するということ』の主題歌。思いもかけずに出会った二人の運命の恋を、しっとりと歌い上げる大人のバラード。アイドルから脱皮した大人の女性=小泉今日子によく似合う。
11My Sweet Home
小泉今日子主演のTBS系ドラマ『SWEET HOME』の主題歌。小林武史らしいポップな曲に、キョンキョン自らの作詞による、これまたポップで優しい歌詞が印象的な楽曲。心からホッとするような温かさに満ちている。
12月ひとしずく
13BEAUTIFUL GIRLS
14オトコのコ オンナのコ
15Nobody can、but you (CF Version)
16for my life
[Disc 3]〈裏BEST〉
01怪盗ルビイ (小泉今日子&大滝詠一デュエット・ヴァージョン)
02今をいじめて泣かないで
03東の島にブタがいた Vol.2
04サーチライト
05は・じ・め・て
06ビッチ
07夏のタイムマシーン
08月の夜のシ・ア・ワ・セ
09男の子はみんな
10艶姿ナミダ娘
11いつか きっと
12海を見ていた
13赤い金魚
14サヨナララ
15未来の僕から