ミニ・レビュー
ヴァルヴのないトランペット(信号ラッパと同じ自然倍音しか出ない。ただし指で操作する音孔あり)で、なぜここまでの表現が可能なのだろう……と誰もが驚く奇跡の名盤。語り付(独語)の「〜海戦の想像図」、対訳がほしかったがなくても音楽的に十分楽しめる。「魔弾の射手」や「ドイツ騎士団」は特に秀逸。★
収録曲
01聖ポリュカルポスに捧ぐ9声のソナタ (ビーバー)
02ソナタ ハ長調〜5本のクラリーノ (トランペット)とオルガンのための (作曲者不詳)
03音楽による海戦の想像図 (ドンニンガー)
04きわめて特殊な室内楽 (シュタルツァー)
05「カエサル・アウグストゥス」のための付随音楽 (フィクスルミルナー)
06ディヴェルティメント第6番ハ長調K.188 (モーツァルト)
07ファンファーレ第8番 (二つのファンファーレ〜8本のトランペットとティンパニのための) (サリエリ)
08ファンファーレ第7番 (二つのファンファーレ〜8本のトランペットとティンパニのための) (サリエリ)
09「魔弾の射手」の行進曲 (ウェーバー)
10行進曲 (ウェーバー)
11ファンファーレ〜4本のトランペット、2本のクラリネットとティンパニのための (作曲者不詳)
12六つの当世風ファンファーレ〜4本のトランペットとティンパニのための (シーダーマイヤー)
13ドイツ騎士団行進曲 (伝シーダーマイヤー)
14騎士団総長行進曲 (伝シーダーマイヤー)